ダイエット塾第2話 俺の弟子になれ!! 漢三ツ泉が教える ダイエット知識
- 貴之 三ツ泉
- 4 日前
- 読了時間: 4分
更新日:4 日前
前回の復習:準備は整ったか?
前回、ダイエットを始める前の準備について話した。
自分の適正カロリーを計算して、生活習慣をチェックした。それができたなら、次のステップに進む準備は整っている。
今日のテーマは**「何を食べて、何を避けるべきか」**だ。
カロリーの数字はわかった。でも実際に何を食べればいいのか、ここで多くの人が迷う。「とにかく量を減らせばいい」と考えて、栄養バランスを無視した食事をする人もいる。それは間違いだ。
ダイエット中でも、身体に必要な栄養はしっかり摂らないといけない。何を選んで、何を避けるか。その基準を今日は教える。

【積極的に食べるべきもの】身体を作る材料を選べ
ダイエット中に食べるべきものは、身体の材料になるものだ。カロリーを減らしながらも、筋肉を維持し、代謝を落とさないために必要な栄養素を選んでいく。
① タンパク質は最優先
タンパク質は筋肉の材料だ。ダイエット中に筋肉が落ちると、基礎代謝も落ちてしまう。リバウンドしやすい身体になるということだ。
体重1kgあたり1.2〜1.6gのタンパク質を摂ることを目安にしてほしい。体重60kgなら、1日72〜96gだ。
具体的な食材:
鶏むね肉、鶏ささみ
魚(サーモン、サバ、タラなど)
卵
豆腐、納豆
ギリシャヨーグルト
これらは高タンパク・低脂質で、ダイエットの味方だ。毎食、手のひらサイズのタンパク質源を入れることを意識しよう。
② 良質な脂質を恐れるな
「ダイエット中は脂質を避ける」と考える人がいるが、それは間違いだ。脂質は細胞膜やホルモンの材料になる。完全にカットすると、身体の機能が落ちる。
大事なのは質だ。良質な脂質を適量摂ることで、満腹感も得られるし、肌や髪の健康も保てる。
具体的な食材:
オリーブオイル
アボカド
ナッツ類(アーモンド、くるみ)
青魚(サバ、イワシ、サンマ)
これらの脂質は炎症を抑える働きもある。1日の総カロリーの20〜30%を脂質から摂るのが理想的だ。

③ 炭水化物は「質」で選べ
炭水化物は敵じゃない。ただし、選び方が重要だ。
白米、白いパン、砂糖たっぷりのお菓子。これらは血糖値を急上昇させて、すぐにまた空腹を感じさせる。ダイエットには向いていない。
選ぶべきは複合炭水化物だ。消化に時間がかかり、血糖値の上昇も緩やか。腹持ちがいい。
具体的な食材:
玄米、雑穀米
オートミール
さつまいも
全粒粉パン
野菜全般
炭水化物は完全にカットする必要はない。適量を、質の良いものから摂ることが大切だ。
【できるだけ避けるべきもの】無駄なカロリーを削れ
次は、避けるべきものだ。これらは栄養価が低く、カロリーだけが高い。ダイエット中は優先順位を下げるべきものたちだ。
① 加工食品・ジャンクフード
コンビニ弁当、カップ麺、スナック菓子、ファストフード。これらは高カロリーで栄養価が低い。添加物も多く、身体に負担をかける。
たまに食べるのは問題ないが、日常的に食べる習慣があるなら、まずそこを変えよう。
② 砂糖入りの飲み物
ジュース、缶コーヒー、エナジードリンク。これらは「飲むだけ」で大量の糖質を摂ってしまう。
500mlのコーラには角砂糖約15個分の糖質が入っている。飲み物で摂るカロリーは満腹感に繋がりにくいから、特に無駄だ。
水、お茶、ブラックコーヒーに切り替えよう。
③ 揚げ物の食べ過ぎ
唐揚げ、天ぷら、フライドポテト。美味しいのはわかる。でも油を大量に吸っているから、カロリーが跳ね上がる。
週に1回の楽しみ程度にして、普段は焼く・蒸す・煮るといった調理法を選ぼう。
④ お酒の飲み過ぎ
アルコールは1gあたり7kcalある。ビール中ジョッキ1杯で約140kcal。さらに、お酒を飲むと食欲が増して、つまみも進む。
完全に禁酒する必要はないが、量と頻度は意識してほしい。飲むなら蒸留酒(焼酎、ウイスキー)を選び、つまみは枝豆やチーズなど、タンパク質が摂れるものにする。
完璧を目指さなくていい。80%の実践で十分だ
ここまで読んで「これ全部守るの無理だわ」と思った人もいるかもしれない。
安心してくれ。完璧にやる必要はない。
大事なのは、100%完璧に1週間だけやることじゃなくて、80%の実践を3ヶ月続けることだ。
週に1回は好きなものを食べる日を作ってもいい。友達との食事を楽しんでもいい。ストレスを溜めないことも、ダイエット成功の大事な要素だ。
「食べるべきもの」を意識的に増やして、「避けるべきもの」を少しずつ減らしていく。それだけで身体は変わっていく。
次回は「運動の始め方」について話す
食事の選び方がわかったら、次は運動だ。
次回は「どんな運動をすればいいのか」「運動する時間がない人はどうすればいいのか」について教える。
ダイエットは食事が8割、運動が2割と言われるが、その2割の運動が、実は大きな差を生む。楽しみにしていてくれ。
一歩ずつ、確実に進んでいこう。




コメント