結局トレーニング前って何食べればいいの?
- リベンジジム

- 4 日前
- 読了時間: 8分
忙しい毎日の中でトレーニング時間を確保するのは大変です。せっかく時間を作ってジムに行くなら、最大限の効果を引き出したいと思いませんか?実は、トレーニング前の食事が、その日のパフォーマンスを大きく左右します。
空腹で力が出なかった経験、逆に食べすぎて気持ち悪くなった経験。こうした失敗を繰り返している方も少なくないでしょう。この記事では、筋トレ前の最適な食事タイミング、具体的な食事内容、そして血糖値との関係について、実践的な情報をお届けします。
筋トレ前の食事が重要な理由
トレーニングには十分なエネルギーが必要です。体内のグリコーゲン(糖質が貯蔵された形)が主なエネルギー源となりますが、空腹状態ではこれが不足し、筋力が発揮できないだけでなく、筋肉の分解まで起こってしまいます。
一方で、食べ過ぎや消化に時間がかかる食事を直前に摂ると、血液が消化器官に集中してしまい、筋肉への血流が不足します。適切なタイミングで適切な内容の食事を摂ることで、トレーニング中のエネルギー供給を安定させ、集中力を維持し、筋肉の分解を防ぐことができるのです。
トレーニング前の食事タイミング(間隔)
食事からトレーニングまでの時間によって、摂るべき食事内容が変わります。自分のスケジュールに合わせて、最適なパターンを見つけましょう。
2〜3時間前:しっかりとした食事
最も理想的なタイミングです。消化に十分な時間があるため、バランスの取れた食事を摂ることができます。炭水化物、タンパク質、適度な脂質を含む食事を心がけましょう。このタイミングで食事を摂ることで、トレーニング開始時にはエネルギーが十分に補給され、血糖値も安定した状態になります。
30分〜1時間前:補食・軽食
会議が長引いて食事時間が取れなかった、そんな時でも諦める必要はありません。消化の良い炭水化物を中心とした軽食を摂ることで、トレーニングに必要な最低限のエネルギーは確保できます。このタイミングでは、量よりも質が重要です。素早くエネルギーに変わり、胃に負担をかけないものを選びましょう。
直前(15〜30分前):素早くエネルギーになるもの
どうしても食事時間が取れなかった場合の最終手段です。液体やゼリー状のもので、即座にエネルギーに変わるものを摂取します。ただし、このタイミングでは固形物は避けましょう。
具体的な食事内容とオススメメニュー
タイミング別に、実践しやすい具体的なメニューをご紹介します。コンビニでも入手できるものを中心に、忙しい方でも取り入れやすい選択肢を挙げていきます。
2〜3時間前のしっかり食事
自炊する場合
鶏むね肉のグリル+玄米+野菜サラダ
鮭の塩焼き+白米+納豆+味噌汁
パスタ+ツナ+トマトソース+サラダ
外食・コンビニの場合
鮭おにぎり2個+ゆで卵+野菜サラダ
そば・うどん+いなり寿司+プロテインドリンク
サンドイッチ(ツナ・卵など)+ヨーグルト
このタイミングでは、炭水化物40〜50%、タンパク質30〜40%、脂質10〜20%のバランスを意識しましょう。
30分〜1時間前の補食
バナナ1〜2本
おにぎり1個(小さめ)
エネルギーバー
和菓子(餅、羊羹、どら焼きなど)
このタイミングでは、すぐにエネルギーに変わる糖質が中心になります。タンパク質は消化に時間がかかるため、控えめにしましょう。
直前(15〜30分前)
フルーツジュース(100%果汁)
スポーツドリンク
エネルギーゼリー
イントラワークアウトドリンク(BCAA・EAA・マルトデキストリンなど)
トレーニング中のエネルギー補給:イントラワークアウトドリンク
食事のタイミングが十分に取れなかった場合や、長時間のトレーニングを行う場合、トレーニング中の栄養補給が効果的です。イントラワークアウトドリンクとは、トレーニング中に飲む専用の栄養ドリンクのことです。
イントラドリンクの役割と効果
トレーニング中は常にエネルギーが消費され、筋肉の分解も進んでいます。イントラドリンクを適切に摂取することで、エネルギー供給の維持、筋肉の分解抑制、水分補給を同時に行えます。特に1時間以上のトレーニングでは、体内のグリコーゲンが枯渇しやすくなるため、補給が重要です。
イントラドリンクの基本構成
シンプルな組み合わせ
水500ml
マルトデキストリン(粉飴)20〜40g
BCAA 5〜10g
塩少々(電解質補給)
コストを抑える場合
100%果汁ジュース200ml
水300ml
BCAA 5〜10g
トレーニングの強度や時間に応じて、糖質の量を調整しましょう。1時間程度の中強度トレーニングなら20〜30g、1時間以上の高強度トレーニングなら30〜40gが目安です。
トレーニング開始直後から、少しずつ継続的に飲むのが基本です。一度に大量に飲むのではなく、10〜15分ごとに数口ずつ飲むイメージで、セット間の休憩時に意識的に飲むようにすると効率的です。
血糖値との関係を理解する
筋トレ前の食事を考える上で、血糖値のコントロールは非常に重要です。血糖値の乱高下は、パフォーマンス低下や体調不良の原因になります。
血糖値が筋トレに与える影響
血糖値が適度に高い状態では、筋肉へのエネルギー供給がスムーズに行われ、力が発揮しやすくなります。一方、血糖値が低い状態では、力が出ないだけでなく、集中力の低下、めまいなどの症状が現れることもあります。さらに、エネルギー不足を補うために筋肉が分解されてしまい、トレーニング効果が半減してしまいます。
逆に、血糖値が急上昇すると、その後の急降下(リバウンド低血糖)が起こる可能性があります。これは、高GI食品を空腹時に大量摂取した場合に起こりやすく、トレーニング中にかえって低血糖状態に陥ってしまうのです。
GI値を意識した食品選び
GI値とは、食品が血糖値を上げる速度を示す指標です。トレーニングの2〜3時間前であれば、中〜低GI食品(玄米、全粒粉パン、オートミール、そばなど)を中心にして、血糖値を安定させることが理想的です。タンパク質や脂質、食物繊維を一緒に摂ることで、糖質の吸収速度を緩やかにすることもできます。
一方、トレーニング直前や、イントラドリンクでは、素早くエネルギーに変わる高GI食品(白米、バナナ、はちみつ、スポーツドリンクなど)が有効です。この場合は、トレーニングによって血糖値が消費されるため、急降下のリスクは低くなります。
忙しいビジネスパーソンのための実践的アドバイス
理想的な食事タイミングを知っていても、仕事の都合で実践できないことも多いでしょう。ここでは、現実的な対応策をご紹介します。
仕事帰りにジムに行く場合
退社の1時間前に補食を摂る方法が効果的です。デスクでこっそり食べられるバナナやエネルギーバーを用意しておきましょう。あるいは、イントラドリンクを活用する方法も有効です。食事時間が全く取れない場合でも、トレーニング開始直前と最中にイントラドリンクを飲むことで、最低限のエネルギー補給ができます。
朝活でトレーニングする場合
早朝のトレーニングでは、起床後にバナナ1本とプロテインドリンク、またはエネルギーゼリーを摂取してからトレーニングを始めましょう。胃に負担をかけたくない場合は、イントラドリンクを準備し、ウォームアップ中から少しずつ飲み始めるのも有効です。
コンビニを活用した食事戦略
自炊の時間がない日でも、コンビニを上手く活用すれば、適切な栄養補給ができます。おにぎり、サラダチキン、ゆで卵、プロテインバー、ギリシャヨーグルト、バナナなどを組み合わせれば、手軽にバランスの取れた食事が完成します。
運動習慣を定着させるために
どんなに完璧な食事計画を立てても、トレーニング自体が続かなければ意味がありません。運動習慣の定着こそが、健康改革の第一歩です。
多くの方がジム通いに挫折する理由は、意志の弱さではなく、環境が整っていないことにあります。通いやすい立地、柔軟な営業時間、適切なサポート体制。これらが揃って初めて、習慣化が可能になるのです。
パーソナルトレーナーの指導を受けることで、限られた時間で最大の効果を引き出せます。また、定期的に誰かと約束することで、サボりにくくなるという心理的効果も見逃せません。食事に関しても、個々のライフスタイルに合わせたアドバイスを受けることで、無理なく実践できる方法が見つかります。
まとめ
筋トレ前の食事は、トレーニング効果を最大化するための重要な要素です。理想的には2〜3時間前にバランスの取れた食事を摂り、血糖値を安定させた状態でトレーニングに臨むのがベストです。
しかし、忙しい日常の中では理想通りにいかないこともあります。その場合は、タイミングに応じて内容を調整し、最低限のエネルギー補給を心がけましょう。補食やイントラワークアウトドリンクを上手く活用することで、どんな状況でも適切な栄養補給が可能になります。
大切なのは、完璧を目指して挫折するのではなく、自分のライフスタイルに合った現実的な方法を見つけることです。そして、何より運動習慣を定着させることが、長期的な健康改革への第一歩となります。
最後までご覧いただきありがとうございました
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